本音と建て前とインド人🇮🇳

できるだけ…

客観的な視点を

持っていたいですけど

 


本音を話そうと思えば、

それを超えてしまいます… 

 


わたしが感じた

インドのことを書いてみます。

 


巷では、

「インドに行けば人生観が変わる」

というような話を聞きますが

 


それは正しいかもしれませんが

人生観が変わるのは

本当はどこにいてもできます。

 


日本という国は

特に、都会にいれば

 


ある意味

海外に行かずとも、

食べ物や衣類

物質的なものから

 


田舎であっても 

インターネットさえあれば

本を読めば、

映像も知識も

 


今は、かなりたくさんの

情報が手に入るわけで 

 


つまり、望めば

インド疑似体験は

ある程度できるし

 


逆に…

過剰な先入観とか

そういうものが

心に膜をはって

スキマが生まれずに

 


過度な期待と

お金を使って

 


つめつめで

観光地を巡って

ひたすら

安全な旅を選べば

 


日本とは違う何か 

匂いや、空気感の違いを

漠然と感じても

 


「人生観が変わる」

ほどのことは

起きない気がします

 


もうこれは、

インドに限った話

ではないですよね…

 


これから

起こることに対して

予備知識や、

恐怖や、期待が、

多ければ多いほど

 


奇跡を邪魔するとでも

言えばいいのかな…

 


仮にインドが

「価値観を壊してくれる」

として、

 


その理由として

たぶん、インドって

 


ある程度お金をかけたり、

情報がないと、

トラブルに

巻き込まれたりして、

 


ひたすら

安全な道を選ぶのが

難しいから…

かもしれません

 


今はどうか

知りませんが…

 


そして、

インド人の口ぐせが

物語ってますが

 


すべての起こる問題に対して、

no probrem!

と言えること!

 


時には、

こんな国、ウンザリ!

変わってほしい!と思って

いるかもしれないけど、

 


それでもno probrem!って

言える寛容さが

インドの魅力なのかも

しれません。 

 


だから、これまでずっと

安心だった日本人は

ヒヤヒヤするし

ハラハラするし

お腹壊すし…

 


それだけでも何かは

揺さぶられるというか…

 


バックパッカーたちの中には

自分の旅は

特別だという気持ちが

少なからずある気がします

 


インドに関しては

それはもう、癖のある人が

わんさかいる 

 


わたしもまだ独身の頃

インドに一人旅をしました。

 


でも、そういう話って

ただ聞かされるだけならば

インドに行っていなくても

前情報がたくさん入ってるので

 


よほどのぶっ飛んだ

話でもしなければ

聞かされても

全然、面白くない…

 


♬刺激に慣れ過ぎてから

ずいぶん経ってる…

 


インドの旅を思え返すと

ちょっと特別な体験をした

という気持ちは

わたしにも正直ありますが…

 


でもそれは決して

あなたより…

というのとも違うし

 


インドに行かなければ

わからない!なんて

言いたいわけじゃない

 


わたしの場合は

インドに行かなければ

わからなかった感覚で

 


日本では感じたことのない

感覚や印象を受けた!

それに尽きます

 


そして、

インドに行ったからこそ

日本に帰ってきて

感じた違和感…

 


というのも

わたしに与えた

影響としては

とても大きかったです

 


だから普段は

聞かれない限り

自分から話すことは

ほとんどありませんが

 


今だから…

わたしがどうして

最近おかしなことばかり

言うのか、 

 


わたしとしては

そこに繋がると思うので

書いてみます。

 


わたしは2010年に

インドに一人旅をしました

 


そして、偶然、

現地で出会ったインド人たちと

一ヶ月以上過ごしました

 


そこで生まれた

インド人のイメージは

めちゃくちゃ嘘つき

 


だけど、すごい素直!

まず、表情が素直!

 


目があっても

愛想笑いなんてしないし

びっくりするくらい真顔!

しかもガン見…

(ガン見とかもう言わない?)

 


笑いたい時に笑い

怒る時はすごい怒る

 


突然歌い出し

ハイになれば踊り出す

 


日中の熱い時期は

全然動かないし

ずっと喋ってる

 


自分の欲望に

正直すぎて

貪欲すぎて

それはもう引くくらい!

 


これはザックリした話です

当たり前ですが、

インド人の全体像

ではないと思います

 


法律上、

カーストは廃止され、

以前とは変わったようですが

 


とは言え、

くっきりハッキリ

残ってるようでした

 


△上から△

*バラモン

*クシャトリヤ

*ヴァイシャ

*シュードラ

 


4つに分かれるうちの

わたしが過ごしたのは

ヴァイシャと呼ばれる

第3の庶民階級の人たちです。 

 


本人たちに確認は

してませんが

理由は学校に行かずに

商いをしていたり

 


たぶん、その一つ上の

クシャトリヤ(もしくはバラモン?)

と思われる人に

お金をせびられている

場面に、一度だけ遭遇しました

 


たぶん、

わたしといたせいで…

 


ヴァイシャは庶民階級なので

私のような一般庶民と

立場的に近いと思います

 


そういう意味でも

違いがわかりやすいかと

思います

 


わたしはあれほど

いつも自己主張をし合ってる

集団は日本では

見たことがありません 

 


そもそもわたしは

カテゴライズが苦手なので

血液型の話も苦手…

 


つまり、

インド人が…

日本人が…

と大きく話をくくって

いい、悪いを決めたい

わけじゃありません。

 


きっと日本が

そうだったように

 


欧米化によって

成熟した文化とか宗教

思想とか精神を

破壊しようとする力や

インターネットの影響で

 


その境目で

はじけてしまってる

欲望やなんかが

引き起こしてる

 


もしくは仕組まれてる?

事件を最近はよく聞きます

 


わたしが行った

少し後くらいから

レイプ事件のニュースを

頻繁に聞くようになりました。

 


わたしの目にも

明らかだったのは

日本以上の男尊女卑で

 


そこに婚前の性行為を

禁じる宗教的な

問題があって

 


それに比べて

旅行者の自由な性生活や

 


インターネットや

食生活の変化が影響して…?

 


抑圧された心が

大きな反動を生んで

しまってるように思います 

 


わたしが貪欲だと

言ったのは、 

わたしもそれをまざまざと

感じたからです。

 


それとは、

sexに対しての

渇望…というか…

 


問題はあげれば

キリがないほどあるはずです

 


だけど、

日本も隠れていたけれど、

 


ここに来て、

欧米化なのか、反日なのか

もう、なんだか

よくわからないほど

ボロボロとメッキが剥がれてます

 


少なくとも

わたしがインドで

出会った子たちに

 


日本との差を感じ、

衝撃や感動を受けたのは

 


彼らがインド人であることに

誇りを持っていること

 


みんな自分の思うことは

ハッキリと言うし

 


心に神様を持っている…

そんな印象を受けました

 


わたしが驚いていると、

どうだ参ったか!

 


とでも言うように

This is India!!✨

 


このセリフは

何度も耳にしました

 


男の子が自分のことを

〝beautiful〟って言うのを

初めて見ました

 


でもほんと、美しかった…

 


わたしの思う特徴を

端的にあげると、

 


インド人

*自分の為に生きてます。

*相手に対して、

すぐバレる嘘をつくけど

自分の心に嘘はつかない 

*人目をあまり気にしない

 


日本人

*人の為に生き過ぎてます

*自分を抑えたり

最大限バレないように

嘘をつく

*自分の心にも嘘をつき

人目を気にしすぎる

 


どちらがいいかって

話ではなく

優劣つける話では

ありません。

 


なんで、

これを書いてるかは

ここに集約される

気がしますが

バランスの問題です

 


自分に嘘をつくことに

関しては、

わたしは日に日に

厄介だな〜

と思ってます。

 


こんがらがった

呪いだな〜

と思うのです。

 


それが生き過ぎてしまって、

鬱や自殺者が増え続けてる

 


人に合わせることは

その瞬間は楽です

 


わたしのモットーには

「嘘をつかない」

が長いことあったけど 

 


今も基本的に

嘘をつくくらいなら

*何も言わない

*話題をかえる

などで切り抜けますが

 


日本人の長所でも

あると思ってるので、

「優しい嘘」

を否定してません

 


そんなわたしにも

嘘をつかなきゃならない

ような場面は

ごくごく稀にあります。

 


そして、

自分に関しては

知らず知らずに

騙していることに

気づく場面があります

 


表層的なところでは

あんまりありませんが、

それはもうdeepな

精神世界の話になって

 


その境界線を

あんまりマジメに

深追いしてもキツいし

 


それはインド人だって

人間として生きてる以上

100%なんて

不可能だと思います

 


話を戻すと

自分の心に嘘をつくとは

 


この場合、

表層的な意識の

かなりハッキリと

した感情に対して…です

 


例えば、

飲み会に誘われて、

本当は全く行きたくないのに

行きたい😀✨と言ったり

 


そういうこと

日本人ならば

かなり多くの人が

普通にやってることだと

思いますけど、

 


そういう嘘を

つき続けることが

当たり前になり過ぎていて

 


そういう行動を

繰り返すことは

長い目で見たら、

 


のちのち

病気になったり

トラブルの種になり

問題がややこしくなる

気がします

 


外国人からも

この「本音と建前」が

ネガティヴな意味で

指摘されるのを

よく聞きますが

 


きっと昔は

平和や調和といった

日本人の穏やかさ

争いを避ける優しさとか、

 


もっとポジティブな

影響や意味の方が

勝ってた(まさってた)

と思うんです。

 


だけど、

戦後に欧米化が急速に進んで

高度経済成長やデジタル化も

大きな原因じゃないかと思います

 


そのギャップというか

「急速」とか、「急激」な変化が

問題だと思うんです

 


たぶん今のように

頻繁に「本音と建前」を

使う必要がなかったと

思うんです。

 


人の心にも

自分の心にも…

今ほど嘘をつく必要が

なかったと思うんです

 


そう思うのは、

欧米化されきった

80年代生まれの

わたしの記憶ですら

 


子供の頃感じた

日本と今とでは

明らかに違っていて

 


それを言葉にするのは

難しいけど、

 


テレビがそれを象徴していて

昔はもっと自由だったし

色んな人がもっと

色んなことを

話していて面白かった

 


学校の先生に叩かれたり

近所の人に怒られたり

それがいちいち問題に

ならなかった

 


昔はもっと、

じっくり丁寧に

もっと寛容に…できたことが 

 


スピードを求められ

記録やデータがすべて残り

 


自己主張が苦手で

議論を避ける日本人は

マニュアルに従わざるをえず、

 


曖昧さやグレーが淘汰されて

過剰なほど慎重で

ひたすら面倒なものが

選ばれてしまう

 


規則やマニュアルは

仕事を効率化して

誰でもできる為に

作られたはずなのに

 


規則やマニュアルに

私たちが縛られている

 


そういう、調和を

気にし過ぎるあまり

空気を読みすぎるあまり 

正確さを求めるあまり

間違いを許さないあまり

 


我慢や抑圧に

バランスが

傾すぎてしまった

 


その反動が起きてる

という印象です 

 


インドは、

自己主張を誰も止めない

というか、意見の相違で

ぶつかることは、当たり前で

 


そのこと自体が問題にならない 

個性や意見の違いを

ハッキリと口にすれば 

相手を批判することにも

繋がりますが、 

 


それが常なので、

それを皆が認めてるので

日本とは違った調和というか

カオスというか

 


だから、すごく疲れるけど 

楽なんです。

その疲れは、完全燃焼って

感じの疲れで

生きてる!って感じなんです 

 


わたしがインドに行ったのは

3.11の前だから

今ほど日本は問題が

泥沼化してなくて 

 


もうここまで来たら、

インドみたいに

はじけちゃおうよ!って

思ったりもします

 


だからある意味で

意識的な過渡期に

いるんでしょうね

  


わたしがしたいのは

化学反応かもしれません 

 


ザワザワさせて

それに慣れて

落ち着かせる

 


わたしの出会った

インド人の名言です

 


わたしが、

インド人はなんでそんなに

no probremって言うの?

と聞くと、

 


彼は少し考えてから

India is many many probrem…

so…,no probrem!

 


インドは問題がたくさんある

だから、ノープロブレムなんだよ!


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(この記事は、2017.3.29に書いたものです。

まちがって複数のブログを

開いていたので、まとめました)